これこそ波照間

    <これが幻の泡盛「泡波」だ > 

 波照間に行った目的の1つは、この泡波を手に入れるため。
定価は650円/600ml。(確か、’97年頃は560円だったと思うので、少し値上がりしている)。石垣島では5、000円、本島では10,000円、本土では20、000円で売られているとか!
 泡波は集落の真ん中にある「波照間醸造所」で作られているが、生産量が極端に少なく(従業員3名)、島の関係者以外はほとんど手に入らず、
幻の酒と言われている。
 この幻の泡盛「泡波」を求めて1週間、1ケ月も島に滞在している人も珍しくなく、私が訪れた時も既に10日間いると言う若者もいた。
 時間に余裕がなく、どうしても手に入れたい人は、波照間港のターミナルにある売店でTシャツや波照間黒糖とのセットで5000円で300ml入りの泡波を入手する事ができる。
 でも、この様な安易な手でGETするよりも、波照間の自然を感じながら気長に待って手に入れる事が一番。やはり、「やっと手に入れた」の感激を得る事でもっと波照間が好きになるでしょう。
 私は波照間の人の「優しさ」と「押しの一手」でこの泡波を見事にGETした。島の人と生活に溶け込む気持ちが大事です。

 ところで、味はどうかと言うと「くせのないシンプルな味で、非常に呑みやすい女性好みの泡盛」と言えます。冷酒や米焼酎の好きな人にはぴったりです。(実は私の事)
 呑み方は人それぞれですが、やはり「ロック」でしょう。できれば、日本最北端で入手した「流氷の氷」で割れば最高!。これが日本の南北のドッキングです。

泡波



 <これが「日本の最南端の碑」だ >

 有人島として日本最南端の島である波照間島の最南端。
すなわち、ここが日本の最南端?と言われている。
 北緯24度02’24” 東経123度47’12”
 上の写真は’97年。下は2001年。何が違うかと言えば、日の丸部分が壊されている。どの様な理由で今の状態になったのかわからないが、この碑を造ったのが右翼系の団体であるので何となく理由が察せられる。

 最南端より南に向かって決して泳がない事。この先は断崖絶壁だ!
最南端の碑
<昔は日の丸があった。しかし>

1972年(昭和47)の本土復帰前に訪れた学生が作った「日本最南端の碑」

 日本全国から集めた小石で作られたハテルマの碑(へびの形のモニュメント)から休憩所、観測センターを臨む。
<今は壊されている>

日本最南端平和の碑

 この先が本当の最南端



<ニシハマ>
 波照間港の西、製糖工場の間にある。
昼間に見る海の蒼さとここから見る夕陽が最高!
 シャワー、更衣室とトイレが完備している。
 <どこまでもきれいな海岸「ニシハマビーチ」

 南の島の海岸らしく、きれいな真っ白な砂浜と、透き通った水のニシハマ。
 (「西の浜」と書かれたりするが、本来は「北の浜」と書く。波照間の言葉では東西南北を 「あり、いり、ぺー、にし」と言う)
八重山諸島の海はどこも「透き通るようにきれい!」の一言だが、とりわけこのニシハマはピカイチ。太陽の方角から、写真を撮るのは午前中の方が良い。
 本当に「美ら海」の言葉がぴったりの浜である。何もせずにのんびりと砂浜で寝そべって時間を過ごすのが最大の贅沢。人が来なければ最高だが、最近は朝9時頃に着く船で「波照間・西表・竹富島の1日コース」の観光客が来るのでゆっくりしたい人は11:00頃は避けた方が良いかも。
 でも、ご存じの方も多いと思うが、この浜では’02年に不幸な事件が起き、有名?になってしまいましたが、この浜を見れば本当に波照間島の良さが身にしみて感じます。
 日本最南端の島と言っても、さすがに冬はに泳ぐのは無理かも知れないが、根性さえあれば、暖かい日は泳げるかも・・・。しかも、冬は泳いでいる人も、訪れる人も少ないので、生まれたままでも泳げるかも。本当に気持ちいい!!
  ただし時々若い女性も来るので注意の事
ニシ浜
この浜から見る海の色は本当に日本一。
誰しもこの蒼さを表現できない。
 エメラルドグリーンからトルコブルー
 
ニシハマを一望する休憩所。遊び疲れたらこの休憩所(日陰がある)で昼寝するのが最高の贅沢かも?

 ニシハマから港の方角(北東)を臨む


 <南十字星を見るには「星空観測タワー」>

 波照間島は「日本で一番多くの星が見える島」と言って良いでしょう。
人工の明かりが少なく、ジェット気流の影響をほとんど受けない為に、多くの星を見る事ができます。南十字星もはっきり見ることができます(もちろん天気が良い日と季節によります)
 星空を見る為に夜も開いており、各民宿から観測タワーまで送迎(有料)があります。
 観測センターの周辺には何もないので、さすがに夜は一人で行くのは度胸がいります。
 館長さんはユニーク?な人で、プラネタリウムで星座の説明を聞き、200mmの屈折式望遠鏡で実際に星を見せてもらえます。

 開館時間:9:00〜17:00 (月曜・祝日休み) TEL: 09808-5-8112
       (夜間:4〜10月:19:00〜22:00、11〜3月:18:00〜21:00)
 入館料金:大人300円、小人150円

 高さ13mの観測タワー

 海岸から見た観測タワー

 観測タワーの海側には、最南端の碑とつながる散策道があります。ほとんどの人は自転車で移動しているので一周道路を使いますが、のんびり歩いて見てはいかがかな。


 <コート盛り(島の見張り台)>

 集落の入口付近にある「コート盛り」
琉球石灰岩を4m積み上げて作られた昔の海上監視の為の遠見台(火番所)。
 琉球王府により、島の近くを航行する船を監視する火番所制度により築かれ、のろしを上げて西表島の番所に知らせたとか。一番上に上れば方位盤があり、集落が見渡せる。はるかに西表島も見る事もできる。
 是非来たからには上ってみてはいかがでしょう・


 <オヤケアカハチ生誕の碑>

 15世紀末、琉球王朝の重税に反対し、農民の代表として反乱を起こしたオヤケアカハチが生まれた屋敷跡の碑。
 今でも八重山が生んだ英雄として関係する碑が各地に残されている。
 南集落の南商店の横にあるが、ちょっとわかりにくいかも?


 <波照間で唯一?のみやげ物店 
        「モンパの木」


波照間には何もない。
当然、みやげといえる物は、「モンパの木」で売っている工芸小物と、このTシャツ。
波照間に行けば是非このTシャツを買おう。2500円だ!
泡波の絵柄の入ったTシャツもある。
 売っている場所は、港に近い「モンパの木」と波照間空港、港ターミナルだ!
 
   
 6畳ほどのこじんまりした小さな店。
 海とサバニを連想させる鮮やかなデザインの店。

 TEL: 09808-8-8354
Tシャツ
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